今までずっと興味があったけど、なかなか行けていなかった緊縛講習。
「SM三種の神器の一つである緊縛を、ついに習得する時が来た」ということで、緊縛講習会に行ってきた感想をレポートしたいと思います。
ゆるめの体験レポートですが、行く前に抱いていたイメージと全然違う場所だなと感じたポイントが多々あるので、「行きたい!でも勇気が出ない…」って人はぜひ参考にしてみてください。
目次
緊縛講習会に行こうと思ったキッカケ
SMプレイって正直底なし沼みたいな感じで、やればやるほど新しいことにチャレンジしたくなるものなんです。
現状のSM遊びでも十分満足度は高いのですが、色々試していくうちにプレイがマンネリ化していくもの。
SMの技術向上において「現状維持」って考え方はあまりなくって、より新しく、より過激なプレイを追い求めてひた走りたくなるのが変態の性です。
そして、SMプレイの幅をさらに広げるためには、「緊縛」は絶対に習得しておきたいなって常々思っていたんですよね。
緊縛講習会ってどんな場所?
緊縛講習会とはその名の通り、「縄で女性を縛るための技術」を教えてくれる場所のこと。
都内で緊縛講習を開催しているところは星の数ほどありますが、どんな団体が運営しているかによって微妙に色が異なるのが特徴です。
ストイックに縄の技術のみを追求する強豪校の部活のような講習もあれば、和気あいあいと縄遊びを楽しむゆるいサークルのような講習もあります。
今回自分が行ったのは、SMバーが定期的に主催している緊縛講習会でした。
- 縄会・・・プロの緊縛師が主催する縄遊びサークルみたいなイメージ。
- 講習会・・・高度な緊縛技術を持つ縛り手が主催する技術メインの講習。
- 研究会・・・縄ファンが集う有志の交流・研究会みたいな感じ?
繁華街にある怪しい雑居ビルの一室へ
講習会の場所は繁華街のど真ん中にある雑居ビルの一室です。
周辺はキャバクラや風俗店が軒を連ねていて、なんともアンダーグラウンドな雰囲気。
道路は会社帰りのサラリーマンで溢れていて、常に客引きのお兄さんがウロウロしている状態なので、一人で行くのがちょっと怖かった…笑
都心周辺で緊縛講習会を開催しているお店は一通りリサーチしましたが、場所はどこもこんな感じです。
ちなみに一番緊張するのは、初めてお店に行くまでの道のりだと思います。
店内はとてもアットホームな空間
部屋の前の扉に到着。入り口はシックな黒塗りの扉でいかにもな雰囲気。
勇気を出してインターホンを押し、アブノーマルな世界へ。
中に入るとまさにそこは異世界。ずらりと並ぶ大量の麻縄、天井から垂れる吊り用フック、一本鞭、蝋燭、仮面、コスプレ衣装…など、見た目だけで圧倒される空間です。
ただし、怪しさMAXの雰囲気とは裏腹に、店内はとてもアットホームな空間が広がっていました。
「ガチでSMやってますんで」みたいな近寄り難い人は全然いなくて、話してみればどこにでもいる普通の人ばかり。
SMバーに来ていることさえ錯覚するような心地よい空間がそこにはありました。

「行ってみると意外に常識人しかいないな」ってことに気づけたのが一番の収穫でした。俗世から逸脱した真の変態しかいないと思っていたので…。
全ての基本は座学から始まる
緊縛講習といっても、最初から生身の人を縛れるわけではありません。
まずは座学講習で緊縛の知識を学ぶことからスタート。
そもそも緊縛という遊びは危険な行為なので、縛る人・縛られる人の双方が正しい知識と危険への対処法を身に付けることが大切なのです。
特に重点的に教えてくれるのは、「緊縛中によく起こりがちな怪我の種類」と、「緊縛事故への正しい対処方法」などです。

内容てんこ盛りの座学講習であっという間に時間が過ぎていく。短時間ながら、これだけでも十分お腹いっぱいになるほどの濃い情報量でした。
まずはトルソーで縄筋を習得
緊縛習得のファーストステップは、トルソーを使って縄筋を覚えるところから始まります。
ちなみにトルソーとは、上半身だけのマネキンみたいな人形のこと。手を後ろに組んでいるポーズで、半身のみのコンパクトなサイズのものが多いです。
ほぼ初めて縄に触る自分。
ある程度予想はしていたが、縄をかける手順を覚えるのがだいぶ難しかったです…。
ちなみに縄筋を覚えたからといってすぐに人を縛れるわけではなく、「あくまでも手順のみを覚えるのがメインの目的ですからね!」…ってのを念押しされました。
緊縛はとても危険な行為なので、縄筋以外にも習得しなければならない技術・知識が山のようにあるそう。手順のみを覚えて「さぁ縛るぞ〜」って人が大体事故を起こすらしいです。
講習終了後は楽しい雑談タイムに
講習終了後は、パートナーとそのままプレイを続行するも良し、疑問点を講師に質問するも良し、ほかのお客さんと雑談するも良し…と、自由に交流・練習することができます。
この講習後のフリータイムが、実は緊縛習得に非常に重要なのだそう。
ただ縄の練習をして帰るだけではメキメキと上達するのは難しく、ほかの縛り手の価値観や技術に触れることで、さらに技術に磨きをかけることが重要らしいです。
自分も一通り縄筋を復習したあとで、盛り上がっている雑談グループに参戦。
「性癖」「SMに目覚めたキッカケ」「パートナー事情」「好きなSMプレイ」…などなど、ほかの講習生さんとの変態トークを思う存分楽しむことができました!

「緊縛講習よりも内容が濃かったんじゃないか?」と思ってしまうほどに、時間があっという間に過ぎていったのを覚えています。笑
あっという間の講習会が終了
そんなわけで、人生初となる緊縛講習会の体験レポートでした。
新しい世界の扉を開いてしまった興奮と、これから起こるであろうワクワク・ドキドキなSM体験の数々。想像するだけで胸が高鳴りっぱなしです…!
当分はしっかりと緊縛の技術を学んでいく予定なので、講習の中で気づきがあればどんどん発信していければと思います。
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ちなみに「縄」「鞭」「蝋燭」がSMにおける三種の神器なんて呼ばれているそうです。